正月飾りの風習
毎年正月の時期になるとよく質問を受ける内容を備忘録的な意味合いも込めての投稿です。
飾り方、祀り方と云っても村単位レベルの地域性によって多様な正月の迎え方があり正誤の線引きは意味がありません。重要だと思うポイントのみを記しておこうと思います。
よく「お正月様を迎える」という言い方がありますがその「お正月様」とは
「大年神」
「大国主神」
「五穀豊穣」
「事代主神」
の四神(紙製神像)と
「天照皇大神」のお札(神宮大麻)
の一式を指します。
この一式は各地神社で冬至から配り始まります。神宮大麻のお札は年中ありますが四神は正月期間お飾りします。
仙台地域では写真のように「玉紙」という海老や鯛をあしらった縁起物を飾ります。
厄除けや結界の意で「松飾り(三階松)」「輪通し」などを飾りものとして使うのも地域性です。
飾り物はスーパーやホームセンターで購入してもかまいませんがお札やお正月様だけは『神社から』いただいてください。なぜならお正月様とお札だけは「全国共通」と言っていいからです。
時々ご祈祷済みと銘打ってスーパーの飾り物コーナーにお札やお正月様が売り物としてあったりしますが安易に購入するのはどうかなと思います。
近隣の神社へお詣りしながら新しいお札とお正月様をいただきに行く事をお勧めします。
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