令和四年新春初護摩
雪模様の新年を迎えました。
元日や三が日に雨や雪が降ると豊作や吉祥の証と喜ばれていました。
そもそも雨や雪は天からの恵みであるため雨が降ることに感謝と敬意を込めて『御降り(おさがり)』と言われ季語としても使われます。
同じ意味合いで「普く供養の雨を降らす」という観想(作法)があり適度な雨(=潤い)は別け隔てなく全てに降り注ぎ心身を癒し安心(あんじん)を得ます。
日本には四季があるのでその季節らしさがあれば順調と言えます。
反対に度を超えると災害となり多大な被害を被ります。
自然とはそういうもので私達も同じく自然の一部の存在であること。人智を超えた動きには抗えず畏れを抱きながらも自然の恵みに感謝しながら生きています。
この思い、心情が「畏敬」の念です。
自然=神仏に祈りを捧げる際には 「畏れる」事で自身を戒める種とし「敬い」の心を向ける事で謙虚な姿勢で感謝の心を保つ事が大切。と歳始めに思い至っております。
皆さまに吉祥あらん事をお祈りいたします。
合掌
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